おがさわら丸の錨の両舷装備完了と左舷係船機器故障からの復旧について

2025年1月13日～16日において工事が完了しました。お客様および関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことを心よりお詫び申し上げます。

これまでの経緯と原因・再発防止策について

2024年12月15日、東京竹芝へ航行中のおがさわら丸は三宅島付近で船の振動により錨を固定しているストッパーが外れて錨および錨鎖全節が海中に投錨されました。その際に受けた予期せぬ強い力で左舷側係船機も故障し錨を巻き上げる事が出来ず、運航を続けるため錨鎖を切断し、片舷のみの装備で運航しておりました。

弊社は本件を重く受け止め、再発防止策としてストッパーを止めるピンをネジ式のピンに改めナットで固定するものとし、またストッパーの浮き上がりを防ぐため新たに金具で固定、更に係船機器の故障に繋がらぬよう航海中は係船機のクラッチをOFFにする事としました。また臨時に乗船員への特別安全教育も行いました。

また、1月23日（おがさわら丸父島入港翌日）の午前中に一時沖出しし、父島周辺にて錨の操作確認を実施予定です。

今後安全管理体制をより一層強化し再発防止に努めてまいります。

小笠原海運株式会社

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